加賀れんこん、たけのこ、金時草(きんじそう)などの加賀野菜を使ったおふくろの味から、一流の料亭でだされる懐石料理まで、バリエーション豊かですよ。


 
ふんだんな山の幸と海の幸。海の向こうからやってくる交易品と食文化。そして加賀百万石の文化。この3つが一体となった郷土料理が加賀料理だと言えます。
その歴史は、陶磁器や漆器と切り離しては語れません。たとえば代表的な加賀料理である「治部煮」は、治部椀と呼ばれる専用の漆器に盛り付けられますし、おめでたい席に欠かせない「鯛の唐蒸し」は、華麗な九谷焼の大皿に盛られます。
ちなみに「加賀料理」という言葉が生まれたのは意外にも最近のことで、1957金沢を訪れた文人・吉田健一氏が初めて使ったとされます。 主に酒席に出される料理を指しています。


 
高級料亭で出される料理というイメージがある「加賀料理」ですが、料理自体は野菜や四季折々の魚など、地元でとれた食材を使った家庭的なものがほとんど。この郷土料理を、九谷焼や輪島塗などの豪華な器に盛り付けることで、豪華な百万石の料理が生まれるのです。
雪に閉ざされることの多い石川。「フグの糠漬け」、ブリを塩漬けにした「巻ブリ」、タラをからからに干した「棒ダラ」などの保存食は、雪国の生活の知恵です。


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